鉢植えイチジクの年間作業

イチジクラヴァーの皆様なら必ず見たことのあるマルハチ果実園の園長やいちじく農家のイシヅキさんの動画を見ながら通年育ててみました。自分なりの方法を加えたり引いたりして現在も試行錯誤しながら育てています。変更があれば随時更新予定です。イチジクラヴァーの皆様はもちろん、興味を持ち始めた皆様にもお二人の動画はわかりやすく必見です✨

年間を通じてのPOINT

水やりは表面が乾いたらたっぷりと!

置き場所は土やコンクリートに直接置かない

  • 高くして水が下から抜けるようにして根腐れを防ぐ
  • 虫や病気の伝搬を防ぐ
  • 夏場は高温から根を守る

急に日に当てない(少しずつ環境に適用させる)

  • 長雨が続いたあと
  • 鉢上げしたタイミング
  • 幼木は特に注意

フィシン(白い樹液)は気を付ける

  • タンパク質を溶かす酵素が含まれている
  • シミの原因にもなるのでつけっぱなしにしない 肌が弱い方はゴム手袋

表面に生えてくる雑草は取り除く

  • 害虫(アザミウマ)の発生を抑制
  • 土の養分や水分を奪うため

1月にやること

霜にあてない

・日中はできるだけ日の当たる場所に置く
・夜から朝にかけて特に注意
・気温が3°以下になる時は暖房の効いていない室内や軒下に取り込む
・幼木は特に注意

植替え・鉢増し(1月~3月上旬)

・植替えや鉢増しが必要なのは水をあげても土がすぐに乾いてしまう場合や
 鉢の中で根がびっしりと詰まっているとき
・鉢増しは2サイズくらい大きいものを選ぶ
・同じサイズでの植替えは根を整理して新しい土・新しい鉢(または
 消毒した鉢)に植替え
・鉢から抜いた時に必ず根の状態をチェック
 (根にコブがないか・幼虫等に根を食べられた様子がないか)
・植替えた後は表面にバーク堆肥または完熟牛糞堆肥でマルチング(雑草対策)

根の整理について

・10号鉢くらいで育てていてそれ以上に大きくしたくない場合
 びっしり根が生えていたら下部を薄く切り落とし、太くて茶色くなっている
 側面の根は切る
・表面の雑草も取り除き、古い肥料のカスなども表面から削ぎ落としてから
 新しい土に植えなおす(2年から3年に一度が目安)

新しい土・新しい鉢(消毒した鉢)を使う理由(けっこう大事!)
・病気や害虫の伝搬を防ぐため

鉢植えネコブセンチュウの話はこちら

土配分(お試し中)

ベース
・培養土 4
・バーク堆肥(腐葉土でもOK) 2
・ココピート 2
・くん炭 2

元肥
・発酵鶏糞、こめ糠、発酵油粕などをブレンド、
 またはマグァンプを適量より少なめに混ぜ込む

2月にやること

剪定(2月中旬~3月上旬)

剪定は実をつけるには必須の作業


夏果→去年伸びた枝に実が付く(実は大きいが数は少ない傾向)

秋果→今年伸びた枝に実が付くためこの時期に3節程度残して強めの剪定

  • 夏果種 昨年の枝に実をつけるため実をつけたい昨年伸びた枝は切らない
    鉢植えなら枝を2本程度残しまた来年伸ばしたい枝を数節残して剪定、その他細い枝などは間引くため根本から切る
  • 秋果種(出回っている品種の多くが分類される) 今年伸びた枝に実がつく
    2年目くらいのしっかりしてきた木は根本から3~4節残して剪定
    1年目などのまだ小さい木では太らせるためとくに剪定はいらない

挿し木(剪定した枝を使って増やしたい方)

  • 切った枝を3節程度になるように切り分ける
  • 穂木にラベリング(名前を書く)
  • 穂木を水につける1時間~半日程度
  • 下部を斜めに切って挿し木用の土や鹿沼土細粒等の肥料分のない土に植える
    figs house では挿し木用土にココピート、赤玉土、鹿沼細粒を1:1:1でお試し中
  • 直射日光を避け明るい窓辺等で頻繁に動かさないよう、水を切らさないように管理
    ※水の与えすぎに注意。表面が乾ききる前くらいのタイミングでだいたい1週間に1度くらいを目安に土を見ながら与えています

                   ※1月に続いて植替えも適している時期

3月にやること

3月上旬までに植替えが完了していれば特になし

大きく根を触るような植替えに適しているのは芽が出始める前の3月上旬までとなります。

4月にやること

芽かき(4月~6月)

成長の早いものだけ樹形をみて判断する
・10号鉢で主枝になるものを選定し3本程度残すことを考えながら芽かき
・内側に向かって伸びる枝は切り、なるべく葉が重ならないように
 間隔が開くように風通しと日当たりを考えながら
・この時期は肥料を与えない

キクイムシ対策が必要な場合

・2~3年生以上のしっかりした木でキクイムシやカミキリムシ対策が必要な
 場合は農薬『ガットサイドS』を新芽にかからないよう下部のみ

5月にやること

樹形づくり(残す枝の選定)・芽かき

張っている根が表面に見えている場合はバーク堆肥や完熟発酵牛糞堆肥などで表面を覆う(マルチング)

6月にやること

施肥(肥料を与える)

10号鉢では20g程度(ひとつかみくらい)
NPK(窒素:リン酸:カリ)10:10:10 や 8:8:8などの化成肥料でよい

若い枝の誘引・芽かき・樹形づくり


・一文字仕立てをしたい方は若い枝を徐々に支柱を立てて誘引
 (我が家はベランダ特有の仕立てなので誘引なし)
・その他樹形づくりや芽かき作業は4月~の作業と同じ

梅雨時期の注意

・長雨にさらされる場合は整理障害がでやすい
 軒下等に移動できたらよい
・急に気温が上がり直射日光を浴びると枯れることもある
 日陰で慣らしていく
・長雨の後の晴れた日はサビ病の原因となる胞子が飛びやすい
 ニームオイルや木酢液を薄め葉裏に散布するとよい 
(病気が出ている場合は農薬を使う場合もあり)
・足元の雑草や葉は取り除く
 風通し良くし、土の跳ね返りから伝搬される病気を予防できる

カミキリムシ対策が必要な場合のみ

・2~3年生以上のしっかりした木でキクイムシやカミキリムシ対策が必要な
 場合は農薬『ガットサイドS』を新芽にかからないよう下部のみ使用

7月にやること

施肥

・6月と同じように肥料を与える 

摘心

・節の数が下から数えて15節程度になったら摘心
 摘心をしないと枝ばかり成長し実つきが悪くなったり落ちてしまう

・二年目くらいの幼木は木を育てる必要があるので摘心の必要なし

8月にやること

収穫の目安

・少し柔らかさがある
・実の重みでネックから下に垂れている
・青いちじくは色で見分けにくいが黒いちじくは色

施肥(肥料を与える)

・6月、7月と同じく肥料を与える

実にネットをかぶせる・おしりにテープ


・鳥対策が必要な方は実が大きくなってきたら熟す前にネットをかぶせる
・熟しそうな実でおしりが割れてくる種類には虫の侵入を防ぐためテープを貼る

(実がある程度の大きさになってから 小さいうちはやらない)

暑い日の注意

・水やりは朝夕の2回は必要になってくる

(水切れを起こすと上から葉が焼けてくる)

・酷暑の中では東側に置いたり午前中は日に当て午後は日陰で管理する

 (我が家はシェードをかけています)

・長雨の後の晴れた日はサビ病の原因となる胞子が飛びやすい
 ニームオイルや木酢液を薄め葉裏に散布するとよい 
(病気が出ている場合は農薬を使う場合もあり)

・足元の雑草や葉は取り除く
 風通しを良くし、土の跳ね返りから伝搬される病気を予防できる

9月にやること

施肥

・実が終わっていても木に栄養を保つために施肥

 いつもの化成肥料でもよいが発酵油粕がよい

枯れた葉の片づけ

・下から黄色くなる葉がでてくるので落ちたものや黄色い葉は取り除く

10月・11月にやること

特になし

・9月に施肥をしていなければ10月中に施肥をする

※11月に入ってからはしっかり休眠に入れるように施肥はしない

・涼しくなってくる9月後半から10月初旬くらいに秋挿しをする方もいらっしゃるので挿し穂も出回る時期
 私も初めて秋挿しやってみました

・黄色い葉の片づけ

12月にやること

霜に当てない

・ 1月を参照

枯れた葉の片づけ

・9月・10・11月から引き続き